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■デジタル用語辞典:

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■ 正引き・逆引きを実際に行ってみる ■

前回はIPアドレスからプロバイダを特定する目的を説明しまし
た。この方法を知っておくと、掲示板荒らしや嫌がらせメール
等をしてくる人に対し、プロバイダ経由で警告を出したりする
事が出来る事を説明しました。
また、URLの文字列からIPアドレスを求める事を「正引き」と
呼び、その逆のIPアドレスからURL等を求める事を「逆引き」
と呼ぶ事の説明も行いました。

今回は、実際にツールを使用してこの「正引き」「逆引き」を
行う方法を紹介します。

まず正引きの場合、URLからIPアドレスを求めるのですが、こ
ちらはインターネットエクスプローラ等のソフトウェアが自動
的に行ってくれます。

これと反対の逆引きの場合、IPアドレスからURL等の情報を求
めるのですが、クライアントパソコンが逆引きを行う必要性は
ほとんどありません。
その為、クライアントを想定してつくられたWindows95/98/Me
等のOSでは「逆引き」を行うソフトウェアはOS標準では提供さ
れておりません。

サーバーを想定してつくられたWindowsNT/2000/XPまたはUNIX
等のOSは「nslookup」というコマンドを使用すれば逆引きが可
能です。
WindowsNT/2000/XPユーザーの方はDOSプロンプトを起動して、
また、UNIXユーザーの方はShell上から、以下の様に入力しま
す。

nslookup 210.81.153.70
       ↑
     逆引きしたい対象IPアドレス


また、このコマンドはDNSサーバーに対して正引きの問い合わ
せも行う事が出来ます。

nslookup www.yahoo.co.jp
       ↑
     正引きしたい対象ドメイン


また、nslookupを少し便利にしたようなコマンドに「whois」
というコマンドがあります。
このコマンドではプロバイダ名、管理者名等をDNSサーバーに
対して問い合わせてくれます。
こちらのコマンドはUNIXのみ使用出来ます。

whois -h whois.nic.ad.jp 210.81.153.70
       ↑        ↑
     JPNICに     逆引きしたい
     問い合わせ   対象のIPアドレス


nslookup/whoisコマンドの詳しい使い方はヘルプを参照してく
ださい。

上記コマンドを使用出来ないという方は、WEB上でこれらのサ
ービスを行っているところがあるので紹介します。
こちらはWEB上のサービスですので勿論OSは何でも良いです。
やはりコマンドベースで行うよりこちらの方が簡単でしょう。
いずれも使い方はIPアドレスかドメイン名を入力してボタンを
押すだけです。

nslookupコマンド
>>> http://www2s.biglobe.ne.jp/~cru/library/tools/nslookup.html

whoisコマンド
>>> http://www.benri.com/whois/


プロバイダによってはつい数年前まではこれらのコマンドを
使用すると対象IPアドレスの個人情報(住所や本名、電話番号
まで!)を返してくるDNSサーバーもあったようです。

流石に最近はそんなにセキュリティ意識の低いプロバイダは無
いと思いますが・・・、もしかするといまだに親切丁寧に個人
情報を返してくれるプロバイダが存在するかもしれません?!

あなたのプロバイダは大丈夫ですか?



参考文献:マスタリングTCP/IP(応用編)
     http://www.zdnet.co.jp/help/howto/win/win2000/0007special/dns/
     http://www.nic.ad.jp/



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